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NEC SPORTS トピックス

第42回日本選手権大会〜グリーンロケッツ、「頂点」に向けて好発進!!〜


「ミラクル7」よ、再び・・・
 マイクロソフトカップ(以下MSC)でNEC“らしさ”がほとんど見られない試合をしてしまったグリーンロケッツ。あれから約3週間、今季最後の戦いである第42回日本選手権を迎えた。日本選手権と言えば、昨季こそベスト4だったが、一昨年シーズンは、東日本社会人リーグ7位からの「ミラクル7」で優勝した縁起の良い大会だ。高岩ヘッドコーチ(以下HC)が「強化合宿をして、日本選手権に優勝するために必要な練習をした」と言うように、トップリーグ(以下TL)&MSCの悔しさを晴らし「王者」へと返り咲いてほしい。
 NECの2回戦(NECはシードのため初戦)の相手は、関東学院大学と戦い勝ち上がってきた福岡サニックスボムズだ。来季TLに再昇格を決めた九州の雄だが、今季は地域リーグを戦っていた相手に、勝利だけでなく試合内容も問われる戦いとなった。


「原点」
  直前の合宿で意思統一したことは、NECの「原点」である「接点で前に出ること」であったという。前半試合早々からタックルやモール、ラックでの激しいプレイにそれが見られた。1分、相手に接点のDFでプレッシャーを掛けマイボールにすると、SO岡野選手が巧みなダミーパスを絡めてFWサイドを突破し、フォローしたCTB向山選手が先制トライ! トライ後のゴールをFB白濱選手がキッチリを決める。4分、辻選手のキックにWTB田中選手が反応しターンオーバー。最後は、白濱選手からスピードスターWTB窪田選手にボールが渡り連続トライで14−0とリードする。相手に1トライ返されるも、13分、ラインアウトからのBKが展開し、2年振りの復活となるFB白濱がラインブレイク。最後はCTBコニア選手がW杯フランス戦を彷彿とさせる角度を変える走りで白濱からパスを受けてトライ。そして19分、今度はゴール前のラインアウトから今季はすっかりと影を潜めていたドライビングモールでHO網野選手がトライを挙げる。NECの怒濤の攻撃はまだ続き、29分、相手ゴール前でのコニア選手の果敢なチャージでこぼれたボールを、最後は再び向山選手が拾い上げてトライ。前半終了間際に1トライ返されるも、計5トライの猛攻で33―14とした。ほぼチームのゲームプラン通りの内容で、NEC“らしい”戦いであった。


 後半、このまま攻め続けると、一昨季のTLでのサニックス戦(64−5)を凌ぐ結果も予想もしたが、そう簡単にはいかなかった。今日の勝負に懸けてきた相手のプレッシャーもあり、ゴール前に攻め込むもなかなかトライできない。前半の大差で、再び「原点」を忘れてしまったのか……。そして、19分、不用意なパスから相手にインターセプトされ、後半最初のトライを許し33−21と12点差に迫られる。24分、NECがPGを決めて36−21として2トライ2ゴール差とはしたが、後半はノートライでノーサイドを迎えてしまうのか、そんな不安さえ頭をよぎった。だが、厳しい合宿の中で「原点」を見つめ直し、戦う集団となったフィフティーンはこのままでは終わらなかった。36分、FWが相手スクラムを押してマイボールとした。その直後のゴール前のラインアウトからドライビングモールが炸裂し、途中出場したHO立川選手がトライを挙げる。さらに、39分にもドライビングモールからFL浅野選手が飛び込みトライ。ロスタイムに三度ドライビングモールから、箕内選手に代わって入ったNO.8安田選手がトライを決め、結局8トライを挙げ55−21でノーサイドを迎えた。


本当の勝負はこれからだ!

 NECは試合開始の掛け声がいつもより大きく、前半はフィフティーンの気合いが入った“らしい”戦いであった。だが、後半は30分過ぎまでは、まるで別のチームのような試合内容であった。高岩HCも「前半は良い形だったが、後半の出だしは良くなかった。NECの悪い形が出たので、そこを修正してヤマハ戦に臨みたい」とコメント。確かに、来週のヤマハ(TL2位)や、決勝で当たる東芝(TL&MSC王者)とトヨタ(TL4位)の勝者が相手では、今日のような気の緩みが勝敗を分けてしまうだろう。だが、箕内キャプテンが「今日は、後半一度は自分たちのラグビーを見失ったが『原点』に戻れたことが収穫です」と言う通り、試合中に修正したところにフィフティーンの成長の跡が見られるのも確かだ。
 来週2月19日(土)は、花園ラグビー場で、今季TLで負けているヤマハとの再戦である。NECがチャレンジャーとして、「原点」に戻ったラグビーを継続できれば、きっと良い結果が待っているにちがいない。2月27日(日)の決勝戦、再び秩父宮で、グリーンのジャージー姿とフィフティーンの心からの笑顔が見たいものだ。
 最後に、一つ嬉しいニュースがあった。2年前の日本選手権決勝でケガをし、長い間戦列から離れていたFB白濱がこの試合から復帰。この日、9本中7本のゴールキックを成功させ、確なキックはまだまだ健在。NECの「スーパーブーツ」が、今後のトーナメント戦においてはチームの大きな戦力になるはずである。          

(取材・文 斉藤健仁)               
 



トップリーグ表彰式開催、ベスト15に4名選出!

  トップリーグ最終節を終えて約1月が過ぎた2月7日、東京プリンスホテル鳳凰の間において、ジャパンラグビートップリーグ2004-2005表彰式が開催された。 グリーンロケッツは3位のチーム表彰と、メディア関係者の投票によるベストフィフティーンに4名選出され、高岩ヘッドコーチ、箕内主将、マーシュ選手、ヤコ選手、窪田選手が出席した。 ベストフィフティーンに選出された4名は、栄誉あるトロフィーを受け取り喜びの表情を浮かべていたが、気持ちは既に次の日本選手権へ。 より大きなトロフィーを求めて、それぞれのチャレンジは続く。

▲マーシュ選手(FL) ▲箕内選手(NO.8) ▲ヤコ選手(SO) ▲窪田選手(WTB)




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