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試合前、完全なる挑戦者と化したNECグリーンロケッツフィフティーンには全く気負いが感じられなかった。LO熊谷、FLサウカワのツインタワーを擁するグリーンロケッツは、開始早々ラインアウトで優位に立つ。ゲームプラン通り、SO岡野のロングキックで敵陣深くに攻め込み、ラインアウトで神戸製鋼にプレッシャーをかける。ツインタワーが幾度となく神戸製鋼ラインアウトをキャッチしたグリーンロケッツは、課題であった序盤戦を優位に進める。そして前半6分、神戸製鋼ゴール前ラインアウトから得意のモールを形成し、一気に押し込んでサウカワが先制トライ。過去7度の対戦で初めて先制トライを奪う。その後、神戸製鋼の攻撃にも組織ディフェンスが完全に機能し、攻撃の糸口さえ与えない。迎えた前半27分、神戸FBミラーの上げたハイパントを熊谷がキャッチし、中央突破を図り、サポートしてきたFB大東へ絶妙なパス。大東がそのまま40mを走り切り左中間に飛び込み10−0。続く前半38分にもトライを重ねたグリーンロケッツが神戸製鋼の攻撃を1PGのみに抑え込み、15−3で前半を折り返す。後半に入るとグリーンロケッツの勢いは更に加速する。「立ち上がり10分までにトライを取りたかった」(箕内キャプテン)の言葉通り、後半10分、ラインアウトを起点とした連続攻撃から最後は久富がラックサイドを突いてトライ、ゴールも決まり22−3とするとスクラムでも神戸製鋼を圧倒。30分、39分とスクラムから見事なまでのサインプレーで神戸製鋼ディフェンスを粉砕し、トライを量産する。守っても大畑、元木、ミラーらのタレント集団を”グリーンの壁”がシャットアウト。僅か1トライに抑える完璧な戦いで34−10のスコアで宿敵・神戸製鋼を撃破した。 |